阿修羅・ヌードの果て

阿修羅・ヌードの果て

36 × 90cm
(黒、チャコールグレイ、血色、濃い草色の4色)
※色の名前については、実際は木綿の発色ですのでイメージです。 

 現代も流行っているどくろ模様は、栄華を極めても果ては皆どくろという虚しさや儚さを象徴する古典模様です。
興福寺阿修羅像の3つ合体した頭蓋骨と常人より長い6本の腕を透視してみました。
腕はほぼ同じ高さに挙上されていますが微妙に高さが違いその順番に配置しました。
割り切れなさや破格を好しとする日本古来の美意識を踏まえ、吉祥数11の頭蓋のうち1つは裏面としました。
顎がはずれたのに驚いて目を見張り、あれ~と声を上げています。対面の頭蓋はススキに点々のスズキマーク(作者の本名)を見ています。ハートの鼻にも注目してくださいね。