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 フランス語でマニエール・ノアール(黒の技法)と呼ばれる銅版画技法の一つメゾチントで自画、自刻、自摺作品を制作しています。鋭く切り込む線で刻む他の銅版画とメゾチントは異なります。神秘、不気味さ、陰、曖昧、つかめそうでつかめないあらゆる対極を包括した漆黒の深い闇の中から柔らかな無限のグレイトーンで想う形を浮かび上がらせていきます。見慣れた日常のふとした裂け目から覗く違和感、居心地の悪さ、思いがけない美しさを表現したいと思っています。
 そのほか、自作のメゾチントを基にした豆本、手ぬぐい、栞、アクセサリーなどの作品も多数ございます。
 迷宮のような世界をお楽しみ頂ければ幸いです。